朝からの晴天に恵まれての神奈川カラオケ審査会が、吉野市民プラザホールにて開催されました。
今回の大会は開催するべきではないのではないかと、直前まで悩みました。3月11日に突然襲ってきた、東日本大震災の直後でもありますし停電で機材が使えないのでは?また、いつもお弁当を頼んでいる崎陽軒さんもお弁当の手配がつかず、どうしようかと悩みました。交通手段の電車も止まるかもしれない?
実際、審査員をお願いしておりました、作詞家のサトウ進一先生も欠席となってしまいまして、今回は作曲家の榊しげと先生にお一人で審査にあたっていただきました。さぞかし大変だったろうと思います。
それでも開催に踏み切ったのは、こんな時だからこそ、やるべきなのだと思ったからです。
あるテレビ番組で、太平洋戦争後の焼け野原の日本が「リンゴの歌」を歌いながら復興していったと聞きました。歌はみんなの心に勇気と希望を与える力があるのだと信じております。
何かせずにはいられない!そんな気持ちが今回の開催になりました。最初に開会に先立ちまして全員で今回の震災でお亡くなりになった方々の為に黙祷をささげさせてもらいました。
受付では募金もさせていただきました。3月23日の神奈川新聞にゼンカラ神奈川が募金を届けた事が、掲載されております。今後も継続してまいりたいと思いますのでどうか宜しくお願い致します。
さて、今回は横須賀にお住まいの原きみ子さんが優勝しました。副本部長の等々力先生のところにレッスンに通っているとの事、元々は民謡をやっていたとの事、やはり基本ができている方は強いですね、おめでとうございます。
そして、今回は藤沢から来ました、小学1年生の神村心波ちゃんが準優勝しました。今井先生のところでピアノでレッスンをしているとの事、ここでもやはり基本が大事という事ですね。おじいちゃんもおばあちゃんもゼンカラの教授さんとの事、これからが楽しみですね!
それから、今回新しく全国常任理事になりました。山田秀勝さんと神山正弘さんの写真を掲載します。今後は役員として運営に携わっていただくようになります。
賞名 | 曲名 | 氏名 |
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優勝 | 木の葉舟 | 原 きみ子 |
準優勝 | 海峡桟橋 | 神村 心波 |
優秀賞 | 雨の奥飛騨 | 小宮 美智子 |
歌唱賞 | 約束 | 南 安子 |
最後にこのホームページをご覧になっているブラジルのゼンカラ会員の方々に報告させていただきます。
以前にブラジルで行われたゼンカラ祭りに参加した、ゼンカラ出身の歌手の斉藤テルミさんが今回の震災でお亡くなりになりました。
ご冥福をお祈りしたいと思います。
次回は5月22日に吉野市民プラザで、お待ち申し上げております。